過激なタイトルですけど。笑
最近、これをとてもつよく感じるのです。笑
ムラ社会を打破せよ!、と。
最近、身の回りでも、世間のニュースを見ても、感じる。。。
日本って、組織になると、
どういうわけかムラ社会になりがちだなあ、と。
(写真は、映画「七人の侍」より)
ムラには掟があり。
その掟を守ってムラ人は生きてます。
その掟が、たとえ非効率であっても、
たとえ成果を生まないものであっても、
ムラ人たちは掟を破ることはありません。
掟そのものが無意味化してるときでも、
ムラ人たちは、その掟を変えようとしないのです。
また、日本のムラには、
ある特異な状況が共通して見受けられます。
それは・・・意思決定のメカニズムです。
ムラでは・・・
一部の有力者(いわば長老か)たちが、
密室で寄合を開き、そこで物事が決まる。
そして、そのことをうすうすムラ人たちが「知っている」のです。
公式な会合や会議は、単なるセレモニーで、
有力者たちの寄合で決めたことを追認する場に成り下がっています。
有力者たちの寄合にてなされた意思決定が優れていればいいのですが・・・
困ったことに、、、
その寄合での決定が、
ときとして理不尽なものであったり、
場当たり的なものであったり、
時代の要請にもかなっていなかったり、
現実にも即していなくて、
あきらかにムラ全体にとっても成果を生まないもの、、、
であったとしても・・・
有力者の寄合で決めたことが
「ムラの掟」としてムラ内では優先されるのです。
ムラの有力者たちは、
この掟を変えたくありません。
ムラの有力者にとっては、
この掟があるおかげで、
自分のムラ内での発言力を維持できたり、
ムラ内での自分の地位や名誉が維持できたり、
自分の得になることがあったりするから、です。
ムラ全体にはたとえマイナスになったとしても、
掟を守ろうとするのです。
こういうムラのなかで・・・
ムラ全体の成果をあげるための提示をしたり、
意思決定の場を公式な会議に移そうとしたり、
密室からオープンにしようとしたりする人間が現れたら・・・
これらのタイプというのは、
政治の世界では、小池さんや橋下さん、
経済界では、三木谷さんやホリエモン、などが、
「ムラ秩序から外れたタイプのひと」といえそうなのですが・・・
これらのひとたちは、一気にムラ内で浮き上がります。
ムラの有力者たちが頑強に抵抗をはじめるからです。
掟が破られ、
場合によっては掟そのものが変更されてしまい、
自分たちの築いてきたムラ内での地位が崩れるかもしれないから、です。
ときには、有力者たちは「村八分」という必殺技も繰り出してきます。
陰険陰湿に、執拗に水面下で動き回り、
生意気な新参者の排除に努めるのです。
掟を守り、自分たちを守るため、です。
長年、日本は、こういう社会でした。
あちらこちらがそうでした。
しかし、これを大きく変貌させつつあるのが、
情報化社会、です。
情報化社会とは、ひらたくいえば、
「情報がみなに共有されてしまう」社会、のこと。
それでも・・・
ここんとこ、世間を騒がすニュースって、
「ムラ社会の悪しき慣習」をさらけ出している例が多すぎる。
政治の世界しかり、
東京都しかり、
オリンピック委員会しかり、
不祥事を起こす名門大手企業しかり、
大手有力芸能事務所しかり。
どこもかしこも、ムラだらけ。
僕も仕事をしてて、ふっと感じることがあるんです。
『あ。ここもムラか・・・』、と。
なんででしょうねえ・・・
なんで、日本の社会って、いつまでたってもムラ社会なんでしょう。。。
いま見える情報化社会ってのも・・・低次元化していて・・・
週刊誌中心に悪口を書き立てているだけのような気もして、
これじゃあ、ムラ人たちによる「単なる密告」を見てるだけなんじゃないか、
って、そんな気すらしてきます。
本来の情報化社会ってのは、そういうことじゃないと思うのだが・・・
ムラ社会を打破せよ!
そういう新鮮な思考回路を持ちたいものです。。。
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