オリンピックの予算が。
3兆円を超えるって話になってるみたいですね・・・
すごいね・・・
さすが経済大国、日本やのー
そのうちの
0.003%でいいから(1億円)、
うちの会社に公的資金として注入してくれへんかなー笑
それは、まあ、ともかくとして・・・
以前にもなんどか触れましたが。
2020東京五輪って、3人主導者がいるんですよ。
丸川五輪担当大臣(国)
小池東京都知事(都)
森会長(オリンピック組織委員会)
丸川大臣は、どのような権限と責任があるのか?
小池都知事は、どのような権限と責任があるのか?
森会長には、どのような権限と責任があるのか?
これ、分かりやすく説明できるひと、
たぶん日本中を探してもいないんじゃないか、と笑
あと、そもそもね、、、
素朴な疑問として
五輪のリーダーって誰??
これが、はっきり分からないまま進んでるってすごくないすか??
誰の責任か分からない
誰がリーダーか分からない
わざと責任の所在をはっきりさせず、
権限も分散させすぎて、
意思決定メカニズムが複雑化し、
いわば、真ん中が中空状態になってしまう、、、
この「責任のドーナツ化」は、
日本のお家芸なんですよ。
不思議なことに
エリートが集まる組織が
これになりやすい。
責任を背負うのは嫌だし、
決定を下して、もし失敗したら批難されてしまうので、
リーダーにはなりたくないけれど、
あれこれ言いたいからコミットはしたい。
これが日本の中途半端なエリートの特徴(笑)
複雑な組織のもと、
とにかく根回しの連続が事実上の「手続き」になる。
公式の役職よりも、
事実上、権限をなぜか持つひとの意向が重視され、
公式でない密室談合(ex.料亭など笑)が横行する。
なぜか、密室談合の決定の方が重くなったりする(笑)
組織がどんどん複雑化するため、
各ユニットが部分最適ばかりを考え、
誰も全体最適を考えない、
という恐ろしい状態に陥っていきます。
部分最適の積み重ねは
全体最適とは限らない
こんなことは当たり前のことなのだが・・・
リーダーがはっきりしないし、
誰が最終責任者なのかもはっきりしなければ、、、
当然「全体最適」は誰も考えない、
ということになります。
これ、超おそろしい状態なんすよ。
経営学のドラッカー先生は次のように喝破しました。
マネジメントの欠如は、
組織の活力を奪い、組織を腐らせる。
ひとの能力発揮の場を奪い、
人間関係までをも壊す。
ドラッカー先生のおっしゃることは正しいですよ、きっと。
だって。
オリンピックだけじゃない、
SMAP騒動で揺れたジャニーズ事務所もそうだし、
三菱自動車だってそうだし、
大塚家具だって、ある意味そうです。
マネジメント欠如って、組織とひとを殺すんです。
日本は、
強烈なリーダーを欲する反面、
カリスマ的な独裁的リーダーを毛嫌いする
傾向もあります。
その結果、リーダー不在組織をつくりあげる・・・
そして、日本人は「話し合い」が大好き、です。苦笑
リーダーがいないうえ、
責任と権限が分散されまくっているのだから、
「勝手に決めてはいけません」笑
みなの「合意を得るべく」
二言目には『話し合いましょう』、となる笑
なにかうまくいかないことがあると、
コミュニケーション不足、のせいにしたりします。苦笑
ちがうんです、それは。
リーダー不在で、
責任と権限がはっきりしない組織構造そのもの、、、
ここに大きな問題があるんです。
このマネジメント欠如そのもの、が大問題なのです。
マネジメントが欠落した組織のもとで、
いくら「話し合い」を重ねても、、
まともな意思決定など、できるはずもありません。
そんなの、時間の無駄です。
植木等の映画でも見ている方がよっぽど有意義です。笑
無責任体制といってもいいくらいの、責任のドーナツ化現象、、、
これ・・・日本人の致命的弱点かもしれないなあ・・・
最近のニュースをみてて、しみじみ思います。。。
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