「真実がズボンをはく前に、嘘は世界を半周してしまう」
英の政治家、ウィンストン・チャーチルの言葉です。
昨日から連日報道されいている(昨日も書きましたが笑)、籠池劇場(苦笑)
これね・・・
籠池さんってひとも、まあ、なんというか、あれこれおっしゃるわけですが(笑)
もともとスタートは、この話は・・・
9億する土地が、いくらなんでも8億値引きっておかしくね?
これ、政治家が役人に値引きをさせたんじゃねえの?
で。
その政治家が値引きの御礼金として賄賂もらったに違いない!
(という主に、野党の推測)
これが「疑惑」と呼ばれる焦点だったわけでしょ??
どんどんこのストーリーに沿って「ニュースが作られた」わけですが。
ほんとにそうだったら、
そらまあ、たしかに「贈収賄事件」になるけども・・・
肝心の「疑惑」そのものは、ほぼシロっぽい、、、つまりフェイクで。
だったら、もうこれで終わりでいいじゃん!、って思うけど、
話は一向におさまりそうにありません(笑)
まあ、あれですわ・・・
あまりにもユニークすぎる教育方針のうえ、
なぜだか現職総理大臣の奥さまが登場したり、
勝手に総理の名前、無許可で使って寄付金集めたり、
契約書もズルしていっぱい作っちゃってたり、
もろもろ籠池さんなる人物が強烈なキャラクターゆえに・・・
いろいろ出過ぎて、本質からどんどん離れていく。笑
そう、つまり・・・
籠池劇場、としてマスコミに人工的に、
ニュースが作られてる感じがするんです。
これ、たぶんね・・・
これ以上つついても、
べつに、もうなにも出てこないんじゃねえかなあ。
あとで、きっとみんな思うことになる・・・
あの大騒ぎはなんやったんやろ?、と(笑)
ちょっと話の次元を変えます。
最近、TVでほぼ放置プレー状態になってる、豊洲移転。
思い返せば、昨年の夏の都知事選挙。
このときの都民の大きな関心の柱は。
待機児童解消
膨らみすぎてるオリンピック予算
この2つが大きい関心事でした。
選挙のときに「築地の豊洲移転」を言っていたのは、宇都宮候補、だけでした。
そもそも小池さんは・・・
選挙演説でもオリンピックのことは言うてましたが。
豊洲については、ほとんど触れていませんでした。
ところが、就任直後、オリンピックよりも豊洲に目をつけました。
たしかに都庁内の移転決定のプロセスや、建築費用の高騰化など、
知事としては重要なことだったのかもしれません。
が、それは築地の魚屋さんの知ったことではありません(笑)
結局すったもんだで、、、
昨年11月7日の移転予定が延期されてしまうわけですが・・・
このときの最大の問題点は
「豊洲は汚染されてて安全じゃないかも?」でした。
これは、魚屋さんにとっても大きな話です。
安全じゃないかも⇒移転延期、、、ということは・・・
じゃあ、安全を確認できたら移転、というのが結論のはず。
ところが、、、
じつは盛り土方式でなく、
地下ピット方式だったことが判明します。
このとき・・・報道ではいっせいに・・・
盛り土=安全
地下ピット(盛り土してない)=安全じゃない
という公式が出来上がり、一人歩きしはじめます。
でも、よーく冷静に考えたら。
盛り土じゃなくても、地下ピットでも安全は確保できるのでは?
ってことで、いろいろ検証がはじまります。
で。今は・・・
豊洲の地下の水は下水道並みかもしれんけど、地上は安全。
むしろ老朽化した築地より、豊洲の方がクリーンで清潔なのでは?
になりつつあります。
だったら移転でいいじゃん、って思うけど・・・
ことはそう簡単にはいかなくなってしまいました。
今では、いつのまにか論点がズレているのです。
最初は「安全かどうか?」が焦点でした。
でも、今は・・・
科学的に安全、というのと
心理的感情的に安心、というのは違う
という論点に話は完全にズレているのです。
豊洲は安全じゃない、というフェイクが、
豊洲は安全で大丈夫、という真実よりも、
かけめぐるスピードが速いのです、
困ったことに。
まさにチャーチルの言葉通りなんです。
今は、インターネットやらSNSがあったりするから、
フェイク拡散のスピードは、
チャーチルの生きていた時代の何百倍のスピードで
かけめぐってしまいます。
なんか、おっかない時代を生きてるんだなあ、って気がします。
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