NHK大河「真田丸」、滑り出し上々だそうで。
ここんとこ、国民的ヒットを飛ばしていているのは朝ドラであって、
大河が話題になるのが少なくなっているので・・・
せっかく地元長野が舞台のドラマなんだし、
ぜひとも、
独眼竜正宗('87年)、おんな太閤記('81年)、黄金の日々('78年)、などの、
かつての「ヒット大河」を抜き去ってもらいたいものだ、と期待してしまいます。
脚本三谷幸喜、主演堺雅人、というのも、期待を煽りますなあ。
もしかしたら、このドラマは久々の大ヒットになるかもしれん予感があります。
しかし、そもそも、です。
いい脚本でも、いい主演でも、いい脇役でも、
題材そのもの、に魅力がなければ、なかなか視聴者の心をつかむのは難しい。
今回は、題材そのもの、つまり、
真田家そのもの、に着目しますとね・・・
真田家は、きわめて日本人好みの要素が満載なんです!
まず。
真田家はけっしておおきな家じゃない。
ここ、大事(笑)
大きくないけど、いや、大きくないぶん、
家系の結束がハンパねえつよさ、で生き残る。
大きいとつよい、つよいと生き残る、これじゃあ当たり前で。
小さいけど、時代を読んで生き残るってのが、日本人好み、なんすよ。
つぎに。
真田家は戦につよい。
なんといっても、
関ヶ原!
秀忠軍3万8千 VS 昌幸・幸村親子3千弱
上田城で秀忠軍を食い止めた。
(秀忠軍は関ヶ原合戦に間に合わず)
もうひとつは、
大坂の陣!
幸村の築いた真田丸は、徳川軍を痛めつけ、
徳川より「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と呼ばれます。
幸村が今も、戦国武将人気No1に輝いているのも、これが大きい。
そして最後に。
真田家は義を守り、けっして裏切らない。
なんといっても、これがもっとも日本人好みの気質です。
ちいさな真田家は、くるくると主君筋を変えるのですが・・・
すごいのは!
真田家サイドから裏切ったことが一度もない、ということです。
主君筋が滅びたり、いろいろするんですが、
次の巨大な主君のほうから、真田を請うてくるのです。
裏切らない、義を守る、というすがすがしさが、
日本人にドンピシャすぎるのです!
真田太平記を書いた、小説家・池波正太郎も真田家に魅せられたひとりです。
わかるような気がします。
僕としては。
黄金の日日(脚本市川森一)を上回る作品になることを願っております。
真田丸脚本家の三谷は、こどものころにリアルタイムで黄金の日日をみて、興奮した、と語っており・・・
扱われる時代背景も同じだし、微妙に黄金の日日を意識してるんじゃねえでしょうか?
いいですねえ、期待が膨らみます。
ところで、こないだの真田丸第一回放送での、
真田昌幸役の草刈正雄!
小山田信茂役の温水洋一!
よかった!!
いい味出してる!
真田家の魅力を取り上げた「歴史バラエティ」
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