ニッセイ基礎研究所のあるブログに、次のような記述がありました。
よく、わが国や産業・企業を評して、現場力は優れているものの、
戦略・構想力、リーダーシップやシステムに改善の要が大きいといわれるが、
大きな戦略や方向性、
体制や仕掛けが十分でないと、
その結果のしわ寄せとして、
現場の頑張りに期待する
ということになる。
なぜ現場が疲弊するのか?
現場の疲弊ってのは、
けっこうあちこちで散見されます。
昨年終わりごろにずいぶん報道された、
旭化成建材の不正くい打ち問題も、
東芝さんの不正会計問題も、
つまるところ、
あれは現場の疲弊が招いたことなんじゃないか?
私はそう思ってます。
不正をしてもいい、
不正なんかあってもかまわない、
そういう意識で仕事をする人は、日本では少ない。
日本人って、
良心が残っていて勤勉です、
なんだかんだ言って。
だから、
ドラマ「下町ロケット」がヒット
したのです。
日本人が勤勉でなく、
ずるい精神にむしばまれていたら、
あのようなドラマが高視聴率をとることはなかったでしょう。
しかし、、、
しかし、です。
組織が、
大きな戦略・方向性で迷走すると、
現場は疲弊してゆき、
組織そのものがおかしくなります。
戦略ミスは戦術でカバーできない。
現場の疲弊は、
上に責任があります、必ず。
現場を疲弊させてはいけません。
経営者は肝に銘じておく必要があります。
↧