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様式美がまずなければピカソになれるわけがない。

じつは先日、建築設計を志す学生と話す機会がありました。 んー 様式美、という言葉があります。 じつは、けっこう好きな言葉のひとつ。 【様式美】 洗練された手順や形式に存在する美しさのことをさす。 形式美、とも言いますかね。 主に芸術分野で使われる言葉ですが。 あれかなあ、お茶(茶道)の世界、が一番分かりやすいかな。 まさに「様式美」の世界といえましょう。 どちらかというと、僕のようなタイプのような人間は・・・ マニュアルとか決められた手順通りとか、ここはこうしなきゃいけない、とか言われたら、違うことをやりたくなったり考えたりするタイプなので(笑) 様式美からかけ離れたタイプの人間なんですけれども。笑 建築の世界においては、ある程度の「様式美の基礎知識」は必要でしょう。 ピカソだって、いきなり描いたわけじゃないのです。 いきなりこういう絵を描いたわけじゃない。笑 ピカソは、人物画とか風景画とかの、きちんとした「様式美」にのっとった絵を描いた後に。 このようなオリジナリティーの世界にたどり着いているのです。 これは物事の基本でしょう。 ところが。 最近の若いひとは、何を考えているのかしらんが、いきなりピカソの絵を描こうとするバカがちょくちょくいたりする(笑) それ、無理だってば。 ダウンタウンに憧れる気持ちは、、、分かるけど(笑) ダウンタウンだって、NSCで基本的なオーソドックスな漫才技術みたいなのを勉強してマスターして、あの域にいっているのでしょう、きっと。 思うんですが。 建築設計を志す若者に言いたい。 ここから入ったほうがええで、と。 (きわめて個人的見解ですが) 個人的見解ですけどね。 専門学校とか大学の工学部建築学科とかでは、どういう教え方をしてるんだろうなぁ。 (まさかいきなりピカソを描け、とは言ってねえとは思うけども笑) 今日の一曲。 La Vie en rose 弦楽四重奏でどうぞ。 こういう演奏者も、きちんと基礎から学んだはず笑

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