住宅というのは、つづめて言えば「床・壁・天井・屋根・外壁」などをつくっている「物体」ですけれど。
重要なのは、ハードウェアより、ソフトウェアです。
ひとが暮らす場所ですから、そのひとが「気持ちいい」「心地よい」ものでないと意味がない。
それは、みな、だれしもが分かっていることなのですが。
ある一定程度のハードウェアがあって、はじめていいソフトウェアが生まれるので、ついつい前提条件である「ハードウェア」に建築業者は傾きがちです。
設計事務所、いわゆる建築家、と呼ばれる方々とよくお付き合いをします。
この建築家と呼ばれるひとたちは、おおむね「ソフトウェア」を重視しているように感じます。
ここが、僕らのような施工屋とやや違う切り口を持っているように思えます。
情報が溢れる時代になりました。
たとえば・・・「家 性能」とか、「住宅 気密」とか、「すてきな家 デザイン」とか、そういうワードでインターネットで検索をかければ、ものすごく詳細なデータや情報を得られるようになりました。
どれが正しくて、どれが間違いか!?
これから家づくりをお考えの方は、情報の洪水の中でおぼれそうになっているのかもしれません。
情報発信している、建築業者にも責任の一端があるのかもしれません。
ふと思うのです。
人間は「知覚の生き物」です。
なにかを「感じる」。
それは、暑いとか寒いとか、うるさいとか静かとか、おいしいとかまずいとか、気持ちいいとか痛い、とか。
そして、内面にも感情があります、やさしいとかこわいとか、うれしいとかかなしいとか。
これからの住宅業界は、そういうなにげない「知覚」を重視した方がいい。
サントリーCMで、缶コーヒーBOSSで、ジョーンズシリーズってのがあるでしょ?
もうかなりのロングランCMなんですが。
こういうCM、ちょっと「人の息遣いやぬくもり」があるんです。
2019トラックドライバー編
2015トラックドライバー編
うん、いい。
こういうの、好きだな。
(サントリーのまわしものではありませんが笑)
木村祐一、いい味出してるなあ。
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