新建ハウジングさんが出している「住宅産業大予測2019」が届いたので、さっとではありますが、目を通してみました。
将来の予測については・・・
人口減少により住宅着工数が減少
さらに最近の若者の晩婚化による住宅着工数の減少
社会保険料等の増額に伴いサラリーマンの手取り額減少⇒住宅予算圧迫
消費税増税にともなう消費冷え込み、節約志向
一方で原価上昇は続きそう(資材価格up、物流費upなど)
建築業界の職人不足により職人単価高止まり
...etc
社会環境に関しては、言いだしたらキリがないくらいに「暗い展望」で(苦笑)
住宅って、つくづく「斜陽産業」なんだなあ、とあらためて「つよく」認識させられるわけでありますが(泣)
突き詰めれば。
市場減少と予算減少という「環境変化」にどう立ち向かうのか?
ここに尽きます。
このあいだの「恐竜絶滅と生物の進化」の話じゃないですが。。。
市場減少に予算減少というのは、少子高齢化が進むかぎり・・・
人口が減っていくわけですから、たいていの経済政策も政治政策も、あまり効果は見込めず。
ある意味、どうしようもないといえば、どうしようもないわけです。
一工務店がいくらがんばったところで「日本全体の出生率を爆発的に増大させる」などということは、まず不可能です。
たぶん、政治家の方やらがあれこれやっても、(多少の効果はあるのかもしれませんが)おそらくこれ以上人口が減らないように食い止めるのが精いっぱいで、おそらく上昇させるのは難しいでありましょう。
たとえていえば、こういうことです。
地球上の酸素濃度が下がってきたら、低い酸素濃度でも活発に活動できるよう「生物自身が進化」するしかないわけです(笑)
となると。
社会環境の変化を受け入れるしかない、ということになるので、ぼやいても意味がありません(笑)
あー、そらそやわな、と思うだけ、であって、それ以上のことを考えても、(ムダとは言いませんが)まあしょーがないわけです(笑)
新建ハウジングさんも、当然そこは分かっておられるようで。
工務店にも希望がある、それを見いだせ、と本にはしきりに書かれてありました。
おもしろい指摘だな、と思ったのが。
ブルーオーシャン(競合相手のいない青い海/市場)
レッドオーシャン(競合だらけの血だらけの海/市場)
このくくりで考えるのではなく、、、
レインボーオーシャン(虹が見える)を見つけろ、という指摘です。
「見える人には見える」虹のような市場、という意味だそうで。
見えない人には見えないし、見ようとしない人には見えない市場、というのです。
「見えない人」に気づかせる市場を開拓せよ、ということなんだろうと思われます。
これは、おもしろい指摘だと思いました。
ブルーオーシャンは、iPadのように、これまでなかったものがぼんと出てきて戦う戦略で。
住宅のような業種の場合、ブルーオーシャンはぶっちゃけ難しいわけです(笑)
住宅産業そのもの、家そのものは、むかーしからあるものであって、iPadみたいな「突如新しいもの」ではないですもん(笑)
(ない、と言い切るのもよくないかもしれんけど)
でも、たしかに。
レインボーならありうるかもしれない。
これはレインボーかもしれないな、と、僕がぱっと思い浮かんだのが。
乃が美の「高級食パン」です。
乃が美の食パンは、、、
見えるひとには見えますが。
(つまり、価値を理解するひとは何度も購入する)
見えないひとには見えないし、見ようとしないひとには見えないでしょう。
(こんな高い食パンいらねえや、というひとは、購入しないし興味すら持たない)
最近は、かなり知名度があがり、
「今まで見ようとしてこなかったひと」に、「気づかせて」、市場を拡大しているみたいです。
(いままで興味なかったけど有名になったから、買ってみようかな、というひとが続々と出始めた)
ま、これもあっちゅーまにライバルも続々参入してるようですが・・・
住宅業界でも・・・もしかしたら・・・
乃が美の「食パン」のようなものが、生み出せるのかもしれませんねえ。
今年の年末年始は、考えることが多くて、頭のなかがぐっちゃぐちゃになりそうだな、こりゃ・・・苦笑
さて、今日の一曲。
定番で。
恋人たちのクリスマス
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