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オリジナルを生むということ

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今朝の信毎新聞より。 タツノコプロは、吉田竜夫氏が弟2人と創業した、珍しい三兄弟の会社である。 吉田竜夫氏の口癖は『世界の子供たちに夢を』だったという。 既存のアニメやストーリーに一切頼らず、独自のオリジナルキャラを次々に世に送り出した。 マッハGoGoGoいなかっぺ大将ハクション大魔王みなしごハッチガッチャマンキャシャーンてんとう虫の歌一発貫太くんタイムボカンシリーズ(ヤッターマンなど)...etc タツノコプロは、オリジナルキャラにこだわり続け、アニメ企画は、まずキャラクターづくりからはじまる、というユニークな手法だったそうだ。 企画~製作~撮影をすべて社内で完結させる一貫体制を維持しつづけたのも、タツノコプロだけだ(手塚治虫氏の虫プロも同様だったがすぐに頓挫)。 しかし。 天才・吉田竜夫氏が、45歳の若さでガンで急逝。 二代目社長に二弟が就任したのだが、竜夫氏急逝から、一気に人材流出がはじまり... その後の作品もぱっとせず、タカラトミーに買収されて、残った吉田兄弟も社を去ることに... 平成の今も、、、吉田竜夫氏のキャラクターは光っている。 ガッチャマンもキャシャーンもヤッターマンも、平成の世になってからも実写化された(ハクション大魔王も実写化?)。 また、いなかっぺ大将のopソングを歌っていたのは、当時無名歌手だった、天童よしみ、である。 僕は昭和43年生まれだが、タツノコプロの作品は、どストライクで、今、見てもすばらしい作品ばかりだ。 タツノコプロの凄さは・・・ つねにオリジナルであること 企画~製作~撮影までの一貫体制を貫きつづけたこと この2つがほんとうに素晴らしい。 吉田竜夫氏は、僕が尊敬する経営者のひとりです。 キャラクターがお金になるから、という理由で、あっちこっちの会社がいじくりまわさないことを願います。 日本テレビさん、ぜひ大事にしてください。せつに願います。

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